「結局、何が専門なんですか?」
そう聞かれることがあります。財務の話をしていると「バスケのコーチもやってるんですか?」と驚かれ、ピアニストだと言うと「え、財務の人ですよね?」と首を傾げられる。
私の答えはいつも同じです。「全部が専門です」。
大谷翔平が教えてくれたこと
大谷翔平選手がメジャーリーグで二刀流を貫いたとき、多くの専門家が「どちらかに絞るべきだ」と言いました。投手か打者か。常識的にはそうです。
でも大谷選手は両方を選んだ。そしてその「型破り」が、野球の常識を塗り替えました。
私は大谷選手ほどの結果は出せません。でも「一つに絞らなくていい」という生き方の哲学は、深く共鳴しています。
三つの現場が、互いを強くする
財務の仕事で培った「構造的思考」は、バスケの指導に活きています。チームの課題を数字のように分解し、どこに問題があるかを見抜く力は、コートでも同じです。
バスケの指導で学んだ「見守る力」は、財務コンサルティングにも活きています。答えをすぐに出すのではなく、クライアントが自ら気づくプロセスを大切にする。
そしてピアノは、言葉にならない感情を表現する場所です。財務の論理、教育の熱量、その両方を超えて、音楽は人の心に直接届きます。
三つは別々ではありません。互いに栄養を与え合いながら、一つの人間を形づくっています。
「型」に収まらないことが、価値になる
従来の常識では、専門家は一つの分野を極めるべきとされています。でも今の時代、純粋な専門性だけでは差別化が難しくなっています。
財務もわかり、教育現場も知り、音楽で人の感情も動かせる。そんな人間は、世界中を探してもほとんどいません。
型に収まらないことは、弱点ではありません。それ自体が、唯一無二の強みです。
あなたも「型破り」かもしれない
もしあなたが「自分は何者かわからない」と感じているなら、それは迷いではなく、可能性かもしれません。
一つに絞れないのは、それだけ多くのものを本気で愛しているからです。
型破りな人間が、型破りな価値を生む。私はそう信じて、三つの現場を今日も生きています。
著者プロフィールはこちらプロフィール
コメントを残す